月光仮面は反資本制的な正義の味方だったのか
私は川内康範氏という方をまったく「知らなかった」。
ここのところ、TVのワイドショーをはじめとして、さまざまなメディアで「おふくろさん騒動」が報じられている。それではじめて、「すごい耳毛の翁」が川内氏であることを知る。
あの「月光仮面」の「原作者」にして「主題歌の作詞家」と紹介されていたから、おそらく何度も何度も、かれの名前は目にしていたのだろう。
でも、知らなかった。
http://sports.nifty.com/cs/headline/details/et-ns-f-et-tp0-070221-0001/1.htm
私は「おふくろさん」という歌謡が好きではない。
唄い方が脅迫的だし、曲調も好きにはなれない。でも、もっともの異和は、今話題の歌詞だ。
汎神論ならぬ「汎母的世界観」とでもいうのだろうか、あれが駄目だ。昔も今も。
あんな「献身的かつ自己犠牲的な母親」はいらない。許して欲しい。
TVでは、実母への「思い入れ」が強いといった主旨で語られていたが、たとえ実際にそうであろうとなかろうと、この作詞家の心性は、「日本的情緒」に向けられている。
大衆へと直接に語りかけた「日本浪漫派」とでもいえばよいのだろうか。
表象された「共同的情緒」に架橋され、「美しき野山とともに、みごとに佇む母親」だ。
この推察が妥当ならば、月光仮面はおそらくは「反資本制的情緒」において「正義の味方」だったのだ。
ちにみに私は、よりリアリティのなさげな「少年JET」と「ハリマオ」のほうが好きだった。
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