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February 15, 2007

「孤独」への雑感

 「nift:news」で「日本の子供、最も孤独 先進国と比較(共同通信)」とあった。
 内容は次のとおり。

国連児童基金(ユニセフ)が「幸福度」に関する調査を実施し、その『報告書』が14日に発表された。それによると、各種指標を比較した先進25ヶ国において子供の意識に関する項目の中で「孤独を感じる」と答えた「日本の割合が29.8%」であった。2位のアイスランドが「10.3%」であり、それ以降の「フランスや英国などに比べ飛び抜けて高かった」。

http://newsflash.nifty.com/news/tt/tt__kyodo_20070215tt999.htm?ref=rss
[共同通信社:2007年02月15日 10時25分]

 こうした意識調査の場合は、どのような設問群・質問紙であるかが、その後の議論の大きな分岐点となるので、ニュースにあるような「結論だけのピックアップ」に言及するにはかなり注意しなけばならないだろう。
 だが、それとは別に、「孤独であること」と「孤独を感じること」とは決定的に異なる事態を意味している点には充分に留意しておくべきだとおもう。
 まず、一般的にいって、「私は孤独であると感じる」事態を分析するのであれば、当該文化では「孤独にどのような価値軸が与えられているのか」を論点として呈示するのでなければならないだろう。換言すれば、この価値軸によって、その意味するところは決定的に異なるからである。
 とはいえ、ここのところ大きな社会問題化している「いじめ現象」に端的に現れているように、「仲間というあり方」に異様という他はない「細心の注意」を払い合う「現在の子どもたち」であれば、「孤独を感じる」という数値が先進諸国で「飛び抜けて高い」結果が出るのもうなずける話ではある。
 相互的に「病的に配慮し合う」、云わば「関係の蟻地獄」において感じる「孤独」は、おそらくは「雑踏のなかの孤独」よりもはるかに乾いた印象を拭えない。

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