紀要と附録
大学も含めた研究機関には定期的に刊行する『紀要』というものがある。
とはいえ、大学などの関係者でもなければ、「紀要」といってもピンとはこないかもしれない。英語では「bulletin」だとおもうから、「報告誌」や「公報」といったものの類だと理解してもよいだろう。
一応は「学術誌」ではあるのだが、「査読」といって「レフリーによって掲載の可否がチェックされる」体制が採られていない場合がほとんどだろうから、概して学術誌とは見做されない。その意味では、やや鬼子的な存在ではある。だから、『紀要』を廃止した大学などの話題を聞いたこともないが、「充実した紀要」という事態にもあまり目にかからない。
むろん、私が勤務する大学にも『紀要』がある。もしも関心を持たれた方がいらっしゃったらこちらをご覧ください。→
そして、本学の『紀要』には「附録」がある。
この「附録」が特徴といえば、そういえるかももしれない。
私はかなりおもしろいとおもうのだが、何故か、大学関係者や学会・研究会などなどの方々からの評判はあまりよくないようにおもう。「なんで、こんなのが付いているの?」といった反応だから。
でも、それ以外の方々からはかなり好意的にみられていると感じる。
この「附録」は数年前から行っている、
それを少し列記してみよう。
・クマザサ(の粉末)
・ホタテ貝殻(の粉末)
・「宗谷の塩」
・風車模型
今年の附録は、大学近くの幼稚園から全面協力をいただいて、園児のみなさんに描いていただいた「子どもたちの未来予想図」である。
今は完成に近づいている状態なのだが、さほど着想が豊かとはいえない私にとって、この「附録」は考える段階からあれこれと苦労も多い。だが、じつはプロセス自体が愉快なところがある。
今回は、そのなかでも一番のものだ。どんな反応が返ってくるのか、楽しみにしている。
この企画は、以前にも触れた稲垣先生が立案・実施されたものだが、全面的なご協力をいただいた園児のみなさんも含め、深く感謝している。
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