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July 10, 2007

「基礎研シンポ:差別の現象学」に関する追加情報―登壇者紹介②

 「基礎研シンポ:差別の現象学」の登壇者紹介の第2弾は、前回の中村文哉氏の他にご報告される2名、杉本学氏と郭基煥氏である。
 以下にご両名の「簡易リスト」を添えておくが、これも決して網羅的なものではない。ご理解いただきたい。

 杉本学氏(名古屋大学)
 杉本氏の作品はどれも、じつに手際の良い整理をされる点が特徴的だとおもう。以前に杉本氏の「ジンメル論に対する書評(「より徹底した“微分する力”へ」)」でも同様の論旨を自らのタイトルに込めたのだが、かれの思考=志向にはまさに「微分する力」があるとおもう。20070702 杉本氏の場合、近年の作品傾向から「ジンメル研究」の側面が前景化しているとおもうが、それ以前には「排除の問題系」に主題的に取り組んでおられた。

・「差別的関係の基礎としての「われわれ」」(『現代社会理論研究』7号、人間の科学新社 1997)
・「支配と多数決における個人と社会」(『21世紀への橋と扉』世界思想社 2001)
・「相互作用と社会の実在性のあいだ」(『年報社会科学基礎論研究』1号、ハーベスト社 2002)
・「近接性と距離」(『コロキウム 現代社会学理論:新地平』東京社会学インスティチュート 2007)

郭基煥氏(愛知大学)
 郭氏はすでに昨年6月に単著『差別と抵抗の現象学』(新泉社 2006)を上梓されているので、ご存知の方々もより多いのではないかとおもう。
 この著作は郭氏の精力的な活動を1冊にまとめられたものなので、以下には、その後の作品を紹介したい。

・「在日の物語と異邦人同士の交流」(『現代社会学理論研究』第1号 日本社会学理論学会

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