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October 31, 2008

地域創造のトレンド度

 地域創造学科が稚内北星学園大学に2009年度より開設される。
 この新学科に関して、おもしろいデータがある。
 私はつい最近になって同僚の岩本和久氏よりご教示いただいたのだが、「Googleトレンド(Google Trends.)」という検索サーヴィスがはじまっているという。
 これは、「Googleサイトで検索されたキーワードの傾向を調査できる」ものだという。
 じっさいに検索してみると、その便利さはよく理解できる。
 詳しくは、こちらを参照していただきたい ⇒
 ここで「情報メディア」を調べてみると、「やはり」というべきなのだが、2006年以降、明らかな下降傾向にあり、快復の兆しはみつからない。20081004 それとは、まさに対照的に、「地域創造」のトレンド度は劇的だ。
 2006年までは数値としてあがらないほどに少ないのだが、2007年の急激な上下を経て、2008年は高位のタイル内で移行している。
 これ、すなわち、「現在のトレンド」というべきだろう。
 ところで、時代が要請する学問を具体的なかたちにする、これが私学の使命の1つにちがいない。
 たとえば、現在、社会福祉系の学科は公立大学に多いと感じるかもしれないが、じっさいにこの学科を「学問」として鍛えたのは、如何なる点でも国公立ではない。
 1960年代という高度経済成長期に、時代の要請として必要不可欠となる社会福祉学を具体的にかたちにしたのは、まちがいなく、幾つかの私学である。
 これと同じことが、2000年以降の「情報メディア学」にも当てはまる。
 そして、現在は、情報メディアを十全に活用する「地域創造学」の生誕を、現代社会は待ち望んでいる。
 これは、たんなる直感によるものではなく、理論的に語りうる結論だ。
 それを、じっさいの「用語」のトレンドとして呈示してくれたのが、Googleトレンドである。
 

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October 30, 2008

「稚内北星学園大学を応援します」ムーブメント開始

 稚内の企業や諸機関による「稚内北星学園大学を応援します」ムーブメントがはじまった。
Ouen20081002 このバナーが、そのシンボルマークだ。
 その主旨に協賛いただいた企業は現時点で106社、とても心強い「サポーター」だと感じ入る。
 ほんとうに、ありがたいことだ。
 詳しくは、こちらのページを参照 ⇒。
 いずれは協賛企業との相互リンクも完了するのだろう。
 ところで、一般にいってコミュニティ・カレッジは「地元の方々に活用され、愛されて、ナンボ」という側面がある。
 この当たり前のこと、いわば「前提的了解」がなかなか実現化できない。
 そうした現況を前にして、為すべき方途は1つしかない。
 前提事項を現実のものとすること、これに尽きるだろう。
 稚内の諸企業からの応援がより充実し、さらに宗谷へと拡がるムーブメント。
 これが夢想で終わるようならば、やはり「俺たちに明日はない」と悟るべきなのだ。
 さてさて、どうなるか。
 「立て、立つんだジョー!」
 明日は、どっちだ?

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October 29, 2008

高校生の来校

 北海道枝幸高校の1年生80人あまりが来校した。
 大都市部では考えられないことなのかもしれないが、近くに大学もない高校にとっては、こうした「社会見学」の機会は貴重なものだ。
 今回は、簡略なコンピュータ実習と施設見学、それに「大学とは何か」と題された短縮版の講義と学食体験がセットされていた。
 私の出番は、短い講義。
 大学の講義と講義のあいだの昼食時間をやりくりして設定をいただいたのだが、やはり、計画どおりには進行しせず、約5分遅れてスタートとなった。
 高校生たちは感じがよく、とてもよく育っている印象が強い。
 聴く力もあるように感じる。
 私の話は特に新しい視点を交えることもなく、大学という「自由空間」について簡略に触れ、自由と自己管理との対応関係を伝える。
 おそらく、かれらの何人かは、専門学校へと進学していくのだとおもう。
 むろん、そうした進学を全否定したいわけではない。
 だが、ある限られたコース、たとえば美容師や理容師養成といったものでないならば、できれば大学への進学を強く勧めたい。
 こうした気持ちは上手く伝わったのだろうか。
 近年の「実学志向」も、むろん全否定すべきものでもない。
 だが、すぐには有用性を見出せないかもしれない「教養」の涵養は、まちがいなく人生を豊かにしてくれる。
 この簡単な「真理」が、なぜか脇に追いやられているのも実情だろう。

 そんなわけで、「10分間の昼食」を何とか確保し、午後の講義を終える。
 久しぶりに慌しかったが、身体の疲労感は、なぜか、ある種の充実を伴っている。
 何だか、かれらに「ありがとう」と伝えたい気持ちだ。

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October 27, 2008

メリトクラシーという前提

 メリトクラシー(meritocracy)はヤングによる造語で、「メリット(merit)」と「政体(cracy)」とをそのまま組み合わせたものだから、かなり判りはよいものだとおもうし、かれが用いてからすでに50年ほどの年月が経っているのだから、もはや発案者の名を冠する必要もないのかもしれない。
 前者が「功績とか手柄」とかの意味だから、端的にいってしまえば、「近代社会」の理念的な構成原理と同義といってもよいようにおもう。
 ここで注意しなければならないのは、近代以降の社会の「構成軸」は何も業績性(achivement)に単純に還元されるものではないのだが、そうであるにもかかわらず、理念的には、業績性やメリトクラシーをもって構成原理とするというところだろうか。
 このあたりの問題は、かつて経済学者の岩井克人氏が1980年代に提起していたものと同じだとおもうし、この側面をもって「イデオロギー」と指摘されるのも、それはそれで妥当な論点だとおもう。。
 何で今さら「メリトクラシー」が気にかかったかというと、今朝の橋下徹大阪府知事のニュースを聞きながら、わが国はこの心性が大衆的に徹底されていると改めて感じ入ったからだ。
 ニュースはこちら。 
 かれの発言それ自体は、せめてもう少し発言の仕方には配慮が必要だろうとおもう程度だが、その大枠は政治的位相で形式的に捉えれば妥当なものだとおもう。
 さて、本題に戻って、私自身の考えを述べれば、メリトクラシーを前提にするのならば、きちんと「業績性」に基づいた「自由競争」をしようじゃないか、ということに尽きる。
 つまり、現状は決してメリトクラシーに覆われた世界とはいい難い。
 だが、大衆的にメリトクラシーが大衆的な信憑性を獲得している。
 この二律背反的な状況がずっと続いているとおもえてならない。
 以前に、若き友人である浜島幸司氏と共同して書いた拙稿がある。
 もしも関心をいただけたなら、お読みいただきたい。⇒「大衆教育社会と〈自己実現の物語〉」
 それにしても、執筆時から3年程度の期間をおいて、自分自身の考えがあまり深化できていないと感じる。
 ここのところ毎週通院している鍼灸院で「頭のめぐりのよくなるツボ」でも刺激してもらおうか。

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October 21, 2008

成長している

 gremzからお預かりしている「苗」が少し成長を遂げている。
 新たな芽が誕生しているのだ。
 こうして「感情移入」が生じてしまうのだろうが、やはり嬉しい。
 ここのところ鍼灸治療にも以前のようなみるべき変化はなく、つまり、疲れるとすぐに腰痛がやってくる状態が続いているなど、身辺にさほど喜ばしい事態が生じているとはいい難い。
 こうした状態で出会う「成長」には、どこか「救い」の如き感触がある。
 ところで、昨日、稚内北星学園大学のアーティストの同僚と話していて、今もなお日常場面における「美術」への基本的な構えがあまりにも旧態依然としたものであることに、把握していたことではあるのだが、あえてことばにすることによって、ほんとうに愕然とした。
 さきの「メディア・アートの世界」が少しでも、ほんのわずかの変化の兆しでも形成できればよいのだが……。
 いずれにせよ、少し虚しくなった。

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October 18, 2008

gremzをはじめる

 同僚の岩本和久氏より薦められ「グリムス」をはじめる。
 「グリムス」とは「ブログで苗を育成し植林するエコアクション!ブログパーツ型環境貢献サービス」とのこと。
 そもそも「ブログパーツ」はどこか煩わしい印象が強いのだが、これはさほどの煩雑さはないようだという。
 とりあえず、「植林」に「貢献」するらしいので、はじめることにしたわけだ。
 
 じつは、本日から稚内北星学園大学の学園祭がはじまっている。
 学生の模擬店で「心もはじけるポップコーン」を購入するさいに、「萌え萌えじゃんけん」にチャレンジし、その途中にて挫折する。
 あれは完全に守備範囲外と悟るも、悔しさも伴う。とはいえ、逆襲を志す気力は萎えている。
 完全な弱点を晒す結果となる。
 本日の企画では、「宗思奏愛コンサート」と題された演奏会が目を引いた。
 解説によると、「宗谷」を「思い」、「愛」を「奏でる」とのことだが、当て字のセンスの良し悪しは別にして、この学生の企画には、発想力を含めて教えられるところが大きかった。
 この演奏会は、潮見が丘中学校と稚内商工高校、それに稚内高校の吹奏楽部の競演なのだが、特に稚内高校の演奏は、少し気になった部分もあるが、概してよくまとまり危なげなく、とても楽しませていただいた。
 やはりピアノで安定できるか否かが、演奏にとって決定的な分かれ目となると再確認する。
 いずれにせよ、企画した学生諸君も含め、特に奏者たちには深謝するとともに、何か、次につながる印象を強くした。
 

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October 17, 2008

地域創造学科はおもしろいのだが

 稚内北星学園大学はわが国初の情報メディア学部を擁する単科大学だが、そこに次年度より地域創造学科が開設される。
 この学科はかなりおもしろい試みだと、この学科を準備したスタッフのひとりとしてまちがいなく確信を持てるのだが、高校生への浸透となるとなかなか難しいようだ。
 ささやかながらPR活動も展開しているのだが、どうにも反応が上手く捉えられないでいる。
 1990年代より「格差社会」という標語で、日本社会の現在性が語られてきたが、そうした大衆的な性向のなかでもっとも妥当性のあるものの1つが「地域間格差」だとおもう。
 これはグローバル化の帰結の1つなのだが、これに対抗し、普通に人びとが暮らす地域社会を維持・発展させていく道筋を確保することは、どう考えても差し迫った目前の課題であるはずだ。
 つまり、それは、たしかに政治的な課題であるのだが、それ以上にいわば「社会的な課題」であるにちがいない。
 これに応える学科が情報メディア学部に位置する地域創造学科だ。
 何よりも「地域間格差」に簡便に応答可能なのが、「情報メディア」であることは多言を要さないだろう。
 しかも、この地域が抱える社会的な諸機関との連携も十全になされている。
 教員免許状や社会教育主事の資格取得に関わる市教委との連携に留まらず、例えば地元紙である宗谷新聞社の全面的な協力で実現できる「地域ジャーナリズム論」をはじめ、地域物産を紹介する「学生ショップ」の企画・運営や各種のイベント企画・運営、観光ツアーのプロジェクト、むろん、すでに定評のあるドキュメンタリィ作品の制作も今以上にやれる体制だ。
 それに、地域環境問題への取り組みも準備されている。
 どれも、かなり実践的な内容であると同時に、それを基礎で支える理論的な学習も徹底して行われる。
 やはり、何が問題なのか、未だに不明な状態だ。
 だが、問題をみつけ解決しながら進むしかない。
 
 ところで、明日からは学園祭がはじまる。
 大学のあちこちで準備が進められている。
 頑張れ!

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October 15, 2008

乳飲み子の写真

 昨日、大学院以来の友人からメイルが届けられた。
 こうした事実それ自体であれば、さしたる話題にもならない日常茶飯の事柄だとおもうのだが、気にかかるのは添付されていた「嬰児の写真」である。
 かれの最愛の娘の写真なのだが、それがじつに愛らしい。
 乳飲み子が眠る姿というのは、無条件に心を暖かくする。
 少し逆から語ってみよう。
 典型例は毎年の賀状にある「子どもの成長の足跡を示すであろう家族写真」あたりなのだとおもうのだが、こうした趣向は、だいたいは自己満足でしかない。
 そもそも他人の子どもの成長なんか、別段、気にもならないから、それが「成長の軌跡」であるのかどうかさえ、私には解らないことのほうが圧倒的に多いだろう。
 だから、アレは一種のファッショだといえないこともない。
 たしかに常々そう感じてきたのだが、邪気のない嬰児の寝顔となると、事態は一変するから不思議だ。
 少し友人似なのが「マイナス要素」といえるのだが、それでも、現在のところ、かれの最愛の娘は愛らしく、かのじょの次なる成長を知りたくなる。
 笑顔はどんななのだろうか。
 むろん、赤ん坊であれば、泣き顔も気になるところだ。
 とはいえ、写真をせがむというのも、まったくもって妙な話だから、安易にそれをするわけにもいかない。
 いずれにせよ、雑多な日常には、かのじょの寝顔はありがたい。
 
 

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October 14, 2008

「稚内北星学園大学オープンキャンパス」が終了する

 稚内北星学園大学のオープンキャンパスが10月11日(土)12日(日)に開催された。
 立地条件からいって、どうしても「泊り込み体制」を確保しなければならない関係で、2日間の開催になる。
 その点からいっても、呈示する教育プログラムはかなり充実したものになるのだが、その分、準備・実施する側はやはりたいへんだ。
 今回は、初日に「映像からみる情報メディア学」として、現在の学生によるドキュメンタリー作品を軸に、多面的な講義が実施できたとおもう。
 私は「映像からみる地域創造学」というタイトルで、たんなる技術だけではない「パーズペクティヴとトリミング」について実際の映像を加工してもらった教材を準備し、それに沿った講義を受け持った。
 残念ながら、聴衆の反応は「イマイチ」だったが、どこが悪かったのか、まだ把握できないでいる。
 少し時間が経ってから再考したいとおもっている。
 私の後を受けて、卒業生の映像クリエイターである中川圭太くんのアニメーション作品や以前の学生の作品の上映と解説があり、最後に「映像配信」に関する話題もあった。
 とくにアニメーションは面白く、みているだけでも楽しかった。
 受講生たちも、このときばかりは、さほど緊張した雰囲気もなく、笑い声をあげていた。
 
 2日目には、「インターネットからみる現代社会」と題した模擬授業も担当した。
 これは、体調を崩された先生のこともあって行ったものだ。
 サブカルチャーを軸に「大衆消費文化」の側面に焦点化した「インターネットの現状論」といった感じに仕上がったのだが、この模擬授業の反応も、良いものとはいえなかった。
 この点も反視しなければならないのだが、主因をやはり上手く把握できないでいる。

 いずれにせよ、イベントは無事に終了した。
 かなり疲れたが、昨日の鍼灸治療で、私自身の腰部はやや軽い感じだ。
 また、少しだけ頑張ってみようかなどとおもっている。

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