講演会「ネット・ケイタイと子どもたち」は盛況だった
昨日、稚内北星学園大学の公開講座で斉藤吉広准教授による「ネット・ケイタイと子どもたち」と題された講演会が無事に終了した。
お集まりいただいた方々は延べ人数で「65人」と思いのほか多く、「ネットやケイタイ」と「子ども」とを連合するテーマへの関心の高さを示すものとなった。
これは、昨年に調査もされ、この9月に講演会シリーズを精力的に行われた尾木直樹氏が警鐘を鳴らされていた「稚内の子どもたちのネット利用はヘビー」というご指摘が大きな契機となっているとおもえる。
斉藤さんのご講演は、「現代の子ども」というカテゴリーに付着されがちな「理解不能性」というレッテルが根拠のないものであることをデータをもとに実証しつつ、要はじっさいの子どもとの関係をより充実化することで、「現在的な問題」とされていることの多くが解決可能だという、基本的に首肯しうる内容だった。
資料も適宜に豊かで、聴衆の市民の方々も納得されたのではないかとおもう。
その点でも、よいご講演だったとおもえる。
少し気になったのは、結語部分に散見された、ある仮説の存在ぐらいだろうか。
それを簡略に述べれば、「何らかのストレスフルな状況にある子どもあるいは大人は、何らかの(身近な)他者に対して、何らかの攻撃性を示す可能性が高い」というものだとおもう。
こうした図式がどこまで一般化できるのだろうかと考えてみると、何ともいえない、と答える他はないのではあるまいか。
逆にいえば、こうした仮説に依拠しないとしても、先の理路は十全に確保できるとおもえるだけに、やや残念な気がする。
いずれにせよ、普段から会議などでよく顔を合わせ、それなりに話している同僚のまとまった話を伺うことができたよい機会となった。
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