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November 08, 2008

冬来る

 私が稚内に居住して今年で9年目になる。
 この地域は毎年、どうも冬の相貌が異なるようにおもう。
 これは気象学的な知見によるのではなく、いってみれば関東の安定した季節の顔つきを基準とした、市井の、しかも気候にさほどの関心をもつこともなく生きてきた者の感想にすぎない。
 初めての年である2000年は9月下旬に降雪し、たしか2度目の雪がそのままね2001年のゴールデンウイークまで残ったかたちになったと記憶している。
 だから11月には、そこら一面が真っ白だったとおもう。
 今年もすでに初雪を終えているが、「冬」が到来したと感じるようになったのは、昨日からのような気がする。
 風が冷たくなってきていたのだが、やはり雪と氷がセットされた寒風は、昨日からではないかとおもうのだ。
 寒い。
 我が家のストーブはすでに限界に来ている年代物だが、まだ何とか持ちこたえている。
 このストーブの赤い炎をみていると、「灯」が「希望」のメタファーとされるリアリティがとてもよく判る。
 否、それどころか、古代人の炎への畏怖の念すら共有できそうな気になってくる。
 その点で言うと、研究室に備えてあるファン・ヒーターという装置には、そうした想像力が飛翔する契機すらもない。
 こんな感慨を抱かせる厳冬が、またやって来たということだ。 

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Comments

こちらは太陽が出れば、車にクーラーを入れないと暑いし、教室内も窓を閉め切れば25℃以上にはなってしまいます。さすが、稚内!冬のすごさはこちらと比べるべくもありません。
ところで、こちらは秋があったのかどうかわからないほど「短さ」です。それはたぶん1週間ぐらいのもんだと思いますが、とても心地よいものです。そして、いきなり冬になります。私の愛娘もいきなりの冬にいささか閉口しているようで、ちょっと鼻をくしゅくしゅしていますし、やたら泣きます。こうして子育ての醍醐味を経験している次第です。
追伸:「地域創造学科」頑張っていますね。コンセプトは正しいと思います。後は、地道さを忘れずやり続けられるかどうかだと思います。よい結果が出せることを期待しています。

Posted by: まあ | November 16, 2008 at 04:01 PM

コメントをありがとうございます。ちなみに、稚内は「内地」を基準とすれば「夏」は10日程度でしょうか。9年前の8月初旬に夏日、つまり最高気温が30度を超えた日が2日連続だったのですが、それが14年ぶりだと『北海道新聞』の地域版に記事になったぐらいです。
それから、地域創造学科へのコメントにも深謝。なかなか自分自身では事態がみえてきませんので、こうしたご指摘には、何だか救われる気がします。「他者は鏡」というところです。

Posted by: harie | November 21, 2008 at 04:41 PM

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